★★画像集★★ |
5月から自宅で練習していたM16 SAOとS2_linierとS2_stretchです。
日時:2021年6月10日場所:秩父市近郊
カメラ:ZWO ASI1600MM Cool、ZWO MiniEFW8フィルタ:ZWO ナローバンドセット旧品 10nm, フィルタマスク 鏡筒:Ginji-200FN
(20cm F4) バロー:笠井2倍2インチショートバローガイド:FLAMEER 5cm F4、QHY5L2M 赤道義:Skywatcher
AZ-EQ5GT ソフト:FireCapture V2.5、PHD2、ステライメージ8、Adobe Lightroom Classic 露出時間:Ha
300sec, Gain319, Bias50, -15℃, 9枚 2700sec 45min O3 300sec, Gain319, Bias50,
-15℃, 10枚 3000sec 50min S2 500sec, Gain319, Bias50, -15℃, 7枚 3500sec 58min20sec Dark:300secと500secをそれぞれ8枚
処理:ステライメージ8の自動処理モードのコンポジットでHa,S2,O3をそれぞれ自動レベル合わせ、自動位置合わせ、対応するDarkと共にコンポジット。詳細編集モードでHa=G,S2=R,O3=Bで位置合わせRGB合成し、HaをLとしてLRGB合成。オートストレッチでカラーを、レベル調整で明暗を調整し16bit
TIFを作成。16bit TIFをAdobe Lightroom Classicで、テクスチャー、明瞭度、かすみの除去、ノイズ、フリンジを調整、トリミング。
そよ風が少しの全く雲が無い晴れた夜空でしたが、薄い霧が出て星が一回り大きくなったのが少し残念でした。ウォームギヤの遊びを無くすためGinjiの鏡側に950gのマグネットスタンドを付けてバランスを崩していました。一番横に倒れる南中の前後でステッピングモーターの空転(脱調)が起き、約2時間無駄にしたのが反省点です。撮影者 片多氏
S2_linier.jpg、S2半値幅10nmのナローバンドフィルタを使ったGain319, 500秒 1枚の16bit fit fileをfitビューアーで見た生データです。ほぼ真っ暗です。
S2_stretch.jpg、fitビューアーで強調(オートストレッチ)した物です。左上 隅、右上隅、右下隅にいわゆる「アンプグロー」が、星雲のS2シグナルとほぼ同じぐらい出ています。この「アンプグロー」はセンサー周辺の電源回路や発振回路が出す赤外線光で、露出時間と比例して明るくなり、冷却しても消えません。つまり、20cm
F8の望 遠鏡では、対象の大きさと明るさがギリギリでした。今回Lフィルタでピントを合わせたので2倍バローレンズの色ずれが出て、S2は 少しピンボケでした。Rフィルタでピントを合わせれば、星雲のS2シグナルをもう少し明瞭にできたと思います。