みなさん、天文雑誌を見ると、画像処理って意外とカンターンなどという記事を見かけますが、はっきり言ってこれって大嘘です。こんな記事に惑わされて、ひとたび画像処理に手を染めたら最後、地獄に落ちていくことに間違いなしです。天文ガイドの読者の天体写真コンテストのデジタル部門に入選したいのなら、1つの作品を仕上げるのに2,3日徹夜するくらいの気合いが必要です。2時間でできる達人の域に達するには、パソコンでPhotoshopと500時間ぐらいの格闘して修練を積む必要があります。今回から実践マニュアルというべき本講座を始めます。
第1回は、星野写真で必ず必要な周辺減光の補正です。この講座は、私の経験からでベストの方法であるとは限りません。使用したものは、Photoshop 5.5Jです。文中、ツールボックス内のツールは、【スタンプツール】と表記し、画面上部のタスクバーのプルダウンメニュー内のコマンドは、〔イメージ→色調補正→トーンカーブ〕と表記します。ショートカットキーを使えば、Ctrl+Mです。
以下 項目だけです。後日、追加予定です。
1.モニタ調整
まず、最初にモニタ調整を行いましょう。
2.原稿のスキャニング
3.トーンカーブの調整
4.ゴミ・傷の修正
5.余白・余黒の切り抜き
6.周辺減光の補正
7.現像ムラの修正
8.調子の微調整